16.12.26の夢 たぬきの神社
ひまりんと誰か2人(妹と、中学の時の親友だった気がする)を私の車に乗せて地元の駅に向かってる。
けど、途中道を通り過ぎてしまって「あぁ、いつもここ通り過ぎるんだよね!」といらいら気味になる私。
引き返す道もなくて、ものすごい坂を登る。
前が見えない。誰かいたら轢きそう。
誰かいたら轢きそうに違いないその坂は、地元の商業高校に繋がる坂で、男子高校生がいっぱい歩いてる。
坂の頂上で、不審な車を不思議そうにみる男子高校生達を尻目に、すごいスピードで車の向きを変える私。
助手席のひまりん(一瞬彼氏だった気がする)にスマホを投げて、「駅までの道をグーグル先生で調べて!」と相変わらずいらいら気味で言う私。
来た道と違う方向に緩めの坂が続いていて、そっちに進んでいく。
千葉県にありがちな、山際に広がる田んぼと畑、に加えて都会にありがちな立体的な道路が上を走ってるような変な道。季節感は秋。
「あ〜この道じゃ行けないんだよね……」と知ってる風の私。
とりあえずナビに従うものの、ぐるりと回り道をしまって結局来た道に戻りそうな流れ。
来た道を戻りたくない私は、みんなで車を降りて、徒歩でしか通れない道(鎌倉の切通しみたいな)の方へ歩いていく。
「折りたためるやつで良かったぁ〜」と、手には車を折りたたんだらしい、2つ折りの、折りたたみのバカンスの椅子みたいなの。大きい細い車輪になっていて押していけるんだけど、重さがあるのかエンジンを付けたまま押して歩いている。(地下道を原付のエンジンを切らずにすこしだけアクセルを回して歩いてる罪悪感のある気持ち)
通り抜ける道は、大きい神社で、たぬきの神様のところ。また坂道。灰色の鳥居が沢山ある。
奉納祭的なものをやっているらしく、巫女さんのような服を着て、模様がが書いてある四角い厚紙をサンバイザーを目深にかぶるように目元を隠している巡礼者達が、ゴツゴツした木にスイカくらいある大きな鈴を付けた杖を持って歩いている。
こんな時にすみませんね、と思いながら歩いていくんだけど、そう言えばひまりんがお狐様のコスプレをしている事に気づいて、ひまりんの方をはっと振り返る。
白装束に赤いアイラインのメイク。
目が合ったひまりんは「やっぱりこれまずいよね?」と苦笑い。
「そうだね、ここたぬき様だもんね」と私は答えて、幸いそんなに進んでなかった道を引き返す。
と、
入口の鳥居のところで、見えない壁に阻まれる。
どう足掻いても、出られない。思わず笑う。
「ちょwwwこれ出れないんだけどwww」
ひまりんは出られて、「え、まじ?」と言ってる。
体が浮くくらいもがいても出られない。
これは、行くしかないね、とひまりんも戻ってきて、巡礼者に混じって歩いていく。
いつの間にか車は持っていないし、他の2人もいない。
もうすぐ第1ポイント(?)という所で前の巡礼の人の裾がひらりと翻って、その足袋と足首からふくらはぎが見える。
左の外くるぶしの上あたりに、銀色のチョウチョのタトゥーが入っていてキラリと輝いた。
その人はハーフ風の銀髪の切りっぱなしボブのお姉さんで、気安い感じで「ちーす!お疲れ様でーす!」と声をかけてきた。
ども、お疲れ様です。と謎に人見知りを発揮して返す。
第1ポイントに着くと、ゆばーばが大きい顔で「よく来たな〜!」と出迎えてくれた。
朱色に塗られた社台の中に入ると、なんだっけ、座敷で和食が乗って出てくるやつ(語彙力)に、薄いおわん2つに、きれいな水とお米で出来ていそうなおかゆと薬味のネギがそれぞれ乗っていた。
先に来たお姉さん、私、ひまりん、そしてもう1人(どんな人だったか忘れた)で立っていると、ゆばーばの隣にいた狐顔の美人の巫女さんに「どうぞお召し上がりになってください。」と言われる。
たまたま通ることになっただけなのにこんな神聖なおかゆをご馳走になっちゃうなんて、ラッキーというか悪いなぁ♪これでお腹も治るかもなぁ♪
なんて思いながら、食べようとしているところで目覚ましがなりました。
もう1個見た夢も後で書きます。